
中学英語の入り口の文法である「be動詞」。
つまずいてしまう人は、意外とここから混乱しがちです。
でも入り口でつまずいたらその後が大変!

いつ・どんな時に使う動詞なの?
いったい何種類あるの?
どうやって使い分けたらいいの?
後ろに続く語(句)にはどういうものがあるんだっけ?

「学校の授業で習ったはずだけど、いまいち思い出せない…」というbe動詞について、一緒に学んでいきましょう。
ここでは、be動詞の中でもam, areを解説していきます。
パターンプラクティスができる無料プリント(練習問題)が掲載されています。
ぜひ取り組んでみてくださいね!
be動詞とは?
be動詞とは、主語とはどのような人・ものなのかという状態を説明する時に使う動詞のことです。
つまり主語=(イコール)後ろの語句が成り立ちます。
1人称の主語「I(私は)」の場合

(例)I am Aiko. (私はあいこです。)
主語がI(私は)の場合、be動詞はamを使います。
後ろの語句には、人名、職業、年齢などの名詞や、気持ちや状態などを表す形容詞、また、前置詞を付け加えて今いる場所などが続きます。
I am Mike. (ぼくはマイクです。)
I am an English teacher. (私は英語の先生です。)
I am twelve. (私は12歳です。)
I am happy. (ぼくはしあわせです。)
I am hungry. (私はおなかがすいています。)
I am from Australia. (私はオーストラリア出身です。)
I am at home. (ぼくは家にいます。)
最初の説明のとおり、be動詞には主語と後ろの語句を結ぶ役割があります。
つまり、主語の状態を説明する時に使います。
例文のように、be動詞をあえて日本語に訳すとしたら、「~です」「~にいます」「~であります」となります。
2人称の主語「You(あなたは)」の場合
ここまでは主語I(私は)で例を見てきましたが、今度は異なる主語You(あなたは)で例文を見てみましょう。

(例)You are Yuto. (あなたはゆうとです。)
主語がYou(あなたは)の場合、be動詞はareを使います。
You are Emily. (あなたはエミリーです。)
You are a student. (あなたは生徒です。)
You are thirteen. (あなたは13歳です。)
You are cute. (あなたはかわいいです。)
You are angry. (あなたは怒っています。)
You are from the Philippines. (あなたはフィリピン出身です。)
You are in the park. (あなたは公園にいます。)
主語がIの時と同じで、be動詞areにも主語と後ろの語句(主語がどのような状態なのか)を結ぶ役割があります。
例のように主語の状態を説明する時に使います。
be動詞(am/are)の肯定文
肯定文とは、いわゆる普通の文のことです。書いてある意味の通りの文のことを指します。
「~です」や「~にいます」といった意味の文を作ることができます。

I am Olivia. (私はオリビアです。)
I am busy. (ぼくは忙しいです。)
You are a doctor. (あなたはお医者さんです。)
You are from Japan. (あなたは日本出身です。)
次は否定文について学びましょう。
be動詞(am/are)の否定文
否定文とは、肯定文とは逆の意味、つまり内容を否定する文のことを指します。
「~ではない」や「~にいない」といった意味の文を作ることができます。

(例)I am not Aiko. (私はあいこではありません。)
否定文を作るときは、be動詞の後ろにnotを入れます。
I am not Noah. (ぼくはノアではありません。)
I am not sad. (私は悲しくないです。)
You are not a singer. (あなたは歌手ではありません。)
You are not sick. (あなたは病気ではありません。)
次は疑問文について学びましょう。
be動詞(am/are)の疑問文
疑問文とは、相手に尋ねたり依頼したりするときに使う文のことです。
「~ですか?」や「~(し・い)ますか?」といった意味の文を作ることができます。


(例)Are you Yuto? (あなたはゆうと?)

(例)Yes, I am. (はい、そうです。)
No, I am not. (いいえ、ちがいます。)
be動詞の疑問文の場合、主語とbe動詞の語順が入れ替わります。
be動詞が主語の前に出てきます。
最後に?(クエスチョン)の符号を忘れずにつけましょう。
答える時はYesまたはNoで答えますが、後ろに続く主語とbe動詞も忘れずに!
主語とbe動詞は、答える人の立場や、疑問文で使われている主語によって変わります。
Are you a vet? (あなたは獣医さんですか?)
― Yes, I am. (はい、そうです。)
― No, I am not. (いいえ、ちがいます。)
Are you from China? (あなたは中国出身ですか?)
― Yes, I am. (はい、そうです。)
― No, I am not. (いいえ、ちがいます。)
次はbe動詞の短縮形の文について学びましょう。
be動詞の短縮形
基本的にbe動詞の文は「主語→be動詞→後ろの語句」で作られますが、主語とbe動詞をくっつけて短くしてしまうこともできます。
I’m Aiko. (私はあいこです。)
この場合、語数は2語です。I’mを1語と数えます。
I am Aiko. の場合、語数は3語となります。
否定文の場合はI’m not Aiko. となり、語数は3語です。
You’re Yuto. (あなたはゆうとです。)
この場合、語数は2語です。You’reを1語と数えます。
You are Yoto. の場合、語数は3語となります。
否定文の場合はYou’re not Yoto. もしくはYou aren’t Yoto. となり、語数は3語です。
まとめ

今回の重要ポイントを振り返りましょう。
【練習問題】パターンプラクティスにチャレンジ!
画像をクリックすると拡大表示(PDF表示)されます。