
中学英語の入り口の文法である「be動詞」。
つまずいてしまう人は、意外とここから混乱しがちです。
でも入り口でつまずいたらその後が大変!

be動詞のamやareの使い方はなんとなくわかってきたけど…
なんでまた違うものが登場しちゃうの!?

では、今回はbe動詞の中でもisを解説していきます。
一度理解できれば難しくないので、一緒に学んでいきましょう。
パターンプラクティスができる無料プリント(練習問題)が掲載されています。
ぜひ取り組んでみてくださいね!
be動詞とは?
be動詞とは、主語とはどのような人・ものなのかという状態を説明する時に使う動詞のことです。
つまり主語=(イコール)後ろの語句が成り立ちます。
be動詞isとam/areの違い

(例)This is Aiko. (こちらはあいこです。)
語順はbe動詞am/areの時と同じです。
ただし、I(私は)やYou(あなたは)の時は、対(ペア)になるbe動詞がそれぞれam・areと決まっていましたが、be動詞isとペアになれる主語は様々です。
後ろの語句には、人名、職業、年齢などの名詞や、気持ちや状態などを表す形容詞、また、前置詞を付け加えて今いる場所などが続きます。
be動詞isと対(ペア)になれる主語
be動詞isと対(ペア)になれる主語には、代名詞もあれば、普通名詞、固有名詞(人名や地名など)があります。
ただし、どの主語も単数(1つ、1人)です。
代名詞
This(これは、こちらは)、That(あれは、あちらは)、It(それは)
He(彼は)、She(彼女は)
普通名詞
My dog(私の犬は)、An apple(1つのりんごは)
固有名詞
Aiko(あいこは)、Yuto(ゆうとは)
America(アメリカは)、Tokyo(東京は)
これらのような主語のあとに、be動詞isと後ろの語句が続きます。
be動詞(is)の肯定文
肯定文とは、いわゆる普通の文のことです。書いてある意味の通りの文のことを指します。
「~です」や「~にいます」といった意味の文を作ることができます。

(例)He is Yuto. (彼はゆうとです。)
語順はbe動詞am/areの時と同じです。
This is an apple. (これはりんごです。)
That is our homeroom teacher. (あれはぼくたちの担任の先生です。)
It is sunny. (晴れています。)
He is interesting. (彼はおもしろいです。)
He is a farmer. (彼は農家です。)
She is Emma. (彼女はエマです。)
She is from the U.K. (彼女はイギリス出身です。)
Oliver is friendly (オリバーはフレンドリーです。)
Sophia is fourteen. (ソフィアは14歳です。)
America is large. (アメリカは大きい(広い)です。)
次は否定文について学びましょう。
be動詞(is)の否定文
否定文とは、肯定文とは逆の意味、つまり内容を否定する文のことを指します。
「~ではない」や「~にいない」といった意味の文を作ることができます。

(例)This is not a strawberry. (これはいちごではありません。)
否定文を作るときは、be動詞の後ろにnotを入れます。
This is not Mr. White. (こちらはホワイトさんではありません。)
That is not true. (それは本当ではありません。)
It is not rainy. (雨は降っていません。)
He is not William. (彼はウィリアムではありません。)
He is not from Brazil. (彼はブラジル出身ではありません。)
She is not angry. (彼女は怒っていません。)
She is not a game designer. (彼女はゲームデザイナーではありません。)
Harry is not my brother. (ハリーはぼくの弟ではありません。)
Isabella is not fifteen. (イザベラは15歳ではありません。)
My dog is not big. (私の犬は大きくないです。)
次は疑問文について学びましょう。
be動詞(is)の疑問文
疑問文とは、相手に尋ねたり依頼したりするときに使う文のことです。
「~ですか?」や「~(し・い)ますか?」といった意味の文を作ることができます。


(例)Is this your dog? (これはあなたの犬なの?)

(例)Yes, it is. (はい、そうです。)
No, it is not. (いいえ、ちがいます。)
be動詞の疑問文の場合、主語とbe動詞の語順が入れ替わります。
be動詞が主語の前に出てきます。
最後に?(クエスチョン)の符号を忘れずにつけましょう。
答える時はYesまたはNoで答えますが、後ろに続く主語とbe動詞も忘れずに!
主語とbe動詞は、答える人の立場や、疑問文で使われている主語によって変わります。
① Is that your company? (あれはあなたの会社ですか?)
― Yes, it is. (はい、そうです。)
― No, it is not. (いいえ、ちがいます。)
② Is that book heavy? (あの本は重いですか?)
― Yes, it is. (はい、そうです。)
― No, it is not. (いいえ、ちがいます。)
③ Is she at home? (彼女は家にいますか?)
― Yes, she is. (はい、います。)
― No, she is not. (いいえ、いません。)
④ Is Yuto cool? (ゆうとはかっこいいですか?)
― Yes, he is. (はい、かっこいいです。)
― No, he is not. (いいえ、かっこよくありません。)
①②のように主語がthis, that, it, 普通名詞の場合は、Yes/Noで答える際に後ろにitが続きます。
Yes, this is. とは言いません。
③のように主語がhe, sheの場合は、Yes/Noで答える際に後ろにそれぞれhe, sheが続きます。
ただし、④のように主語が人名の場合は、Yes/Noに続くのは代名詞です。
男性名ならhe, 女性名ならsheを用います。
次はbe動詞の短縮形の文について学びましょう。
be動詞の短縮形
基本的にbe動詞の文は「主語→be動詞→後ろの語句」で作られますが、主語とbe動詞をくっつけて短くしてしまうこともできます。
肯定文
短縮できません。
否定文
This isn’t my dog. (これはぼくの犬ではありません。)
肯定文
That’s right. (その通り。)
It’s ten o’clock. (10時です。)
否定文
① That’s not our house. (あれはぼくたちの家ではありません。)
② That isn’t our house. (あれはぼくたちの家ではありません。)
③ It isn’t my opinion. (それは私の意見ではありません。)
④ It’s not my opinion. (それは私の意見ではありません。)
That is / It isの否定文は、短縮の仕方が2つあります。
意味はどちらも同じで、どちらを使ってもよいですが、中学英語では①③のパターンが多いようです。
ちなみに話し方によっては、①③を使うとnot(~でない)が強調できます。
肯定文
He’s my grandfather. (彼は私の祖父です。)
She’s from New Zealand. (彼女はニュージーランド出身です。)
否定文
① He’s not a firefighter. (彼は消防士ではありません。)
② He isn’t a firefighter. (彼は消防士ではありません。)
③ She’s not happy. (彼女は幸せではありません。)
④ She isn’t happy. (彼女は幸せではありません。)
He is / She isの否定文は、短縮の仕方が2つあります。
意味はどちらも同じで、どちらを使ってもよいですが、中学英語では①③のパターンが多いようです。
ちなみに話し方によっては、①③を使うとnot(~でない)が強調できます。
まとめ

今回の重要ポイントを振り返りましょう。
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