中1英語で登場する助動詞「can」は、「〜できる」「〜してもよい」といった意味を表す基本表現です。
この記事では、「can」の意味・使い方を例文と練習問題でわかりやすく解説し、無料プリントも用意しています。

まずは基礎問題で腕だめし! Let’s start!
助動詞 can とは?
助動詞canを使うと、大きく分けて以下2つの意味の文を表現することができます。

今回は能力を示す「~できる」のcanについて、くわしく解説します。
肯定文
肯定文とは、いわゆる普通の文のことです。書いてある意味の通りの文のことを指します。
助動詞canの肯定文では、「~できます」と、主語ができることを伝える文を作ることができます。
基本の語順とルール
助動詞canの後ろにくるのは、どのような主語の場合でも動詞の原形です。
表せる時制は現在形のみです。過去形「~できた」と言いたい時は、助動詞couldを使います。

- I can play badminton. (私はバドミントンができます。)
- We can speak English. (ぼくたちは英語が話せます。)
- They can eat natto. (彼らは納豆を食べることができます。)
- Aiko can ski well. (アイコは上手にスキーができます。)
否定文
否定文とは、肯定文とは逆の意味、つまり内容を否定する文のことを指します。
助動詞canの否定文では、「~できない」というように、主語ができないことを伝える文を作ることができます。
基本の語順とルール
助動詞canの後ろにnotをつけてcannotと書きますが、スペースはあけません。1つの単語として書きましょう。
短縮形のcan’tを使ってもOKです。

- I cannot use a computer. (ぼくはパソコンが使えません。)
- They can’t drive a car. (彼らは運転できません。)
- Yuto cannot play baseball. (ユウトは野球をすることができません。)
- Lucas and Daniel can’t do kendo. (ルーカスとダニエルは剣道ができません。)
疑問文
疑問文とは、相手に尋ねたり依頼したりするときに使う文のことです。
助動詞canの疑問文は、主語に対して「~できますか」と尋ねたい(確認したい)時に使います。
基本の語順とルール

助動詞canの疑問文の場合、主語と助動詞canの語順が入れ替わります。
助動詞canが主語の前に出てきます。
最後に?(クエスチョン)の符号を忘れずにつけましょう。
答えるときはYesまたはNoで答えますが、後ろに続く主語と助動詞canも忘れずに!
- Can you play the guitar? (あなたはギターを弾くことはできますか?)
― Yes, I can. (はい、できます。)
― No, I cannot. [No, I can’t.] (いいえ、できません。) - Can they practice kendo here? (彼らはここで剣道を練習できますか?)
― Yes, they can. (はい、できます。)
― No, they cannot. [No, they can’t.] (いいえ、できません。) - Can Alice speak Japanese well? (アリスは上手に日本語を話すことはできますか?)
― Yes, she can. (はい、できます。)
― No, she cannot. [No, she can’t.] (いいえ、できません。)
疑問詞を含む 助動詞 can
疑問詞を含む場合も、基本の語順やルールは変わりません。
基本の語順とルール

When can you show me your homework? (いつ宿題を見せてくれるのですか?)
― I can show you it tomorrow. (明日です。)
Where can I buy that ticket? (そのチケットはどこで買えますか?)
― You can buy it at a convenience store. (コンビニで買えます。)
What sport can you play? (あなたは何のスポーツができますか?)
― I can play basketball. (バスケットボールができます。)
Who can cook sushi well? (誰が上手にお寿司を握れるのでしょうか?)
― Hiroki can. (ヒロキです。)
Which animal can run fast, cheetahs or lions? (チーターとライオン、どちらの方が速く走れますか?)
― Maybe cheetahs can. (たぶんチーターです。)
How long can you keep studying? (どれくらい勉強し続けることができますか??)
― I can keep studying for three hours. (3時間は勉強し続けられます。)
まとめ

今回の重要ポイントを振り返りましょう。
無料プリント|助動詞 can
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