
canっていろんなところでよく耳にするよね!
某100均の名前だとか、アメリカの元大統領の決め台詞(?)とか…

そうですね。
どんな意味があって、どんな使い方をするか分かりますか?

~できる!っていう時に使うよね!
使い方はいまいち…

そうですね。
中学英語ではいくつか助動詞を習いますが、その中の一つである「can」
もしかしたら助動詞の中ではいちばん最初に出会う単語かもしれません。
今回はそういった表現を一緒に学習していきましょう。
パターンプラクティスができる無料プリント(練習問題)が掲載されています。
ぜひ取り組んでみてくださいね!
助動詞 can とは?
助動詞canを使うと、大きく分けて以下2つの意味の文を表現することができます。

今回は能力を示す「~できる」のcanについて、くわしく解説します。
助動詞 can の肯定文
肯定文とは、いわゆる普通の文のことです。書いてある意味の通りの文のことを指します。
助動詞canの肯定文では、「~できます」と、主語ができることを伝える文を作ることができます。
基本の語順とルール
助動詞canの後ろにくるのは、どのような主語の場合でも動詞の原形です。
表せる時制は現在形のみです。過去形「~できた」と言いたい時は、助動詞couldを使います。

- I can play badminton. (私はバドミントンができます。)
- We can speak English. (ぼくたちは英語が話せます。)
- They can eat natto. (彼らは納豆を食べることができます。)
- Aiko can ski well. (アイコは上手にスキーができます。)
次は否定文について学びましょう。
助動詞 can の否定文
否定文とは、肯定文とは逆の意味、つまり内容を否定する文のことを指します。
助動詞canの否定文では、「~できない」というように、主語ができないことを伝える文を作ることができます。
基本の語順とルール
助動詞canの後ろにnotをつけてcannotと書きますが、スペースはあけません。1つの単語として書きましょう。
短縮形のcan’tを使ってもOKです。

- I cannot use a computer. (ぼくはパソコンが使えません。)
- They can’t drive a car. (彼らは運転できません。)
- Yuto cannot play baseball. (ユウトは野球をすることができません。)
- Lucas and Daniel can’t do kendo. (ルーカスとダニエルは剣道ができません。)
次は疑問文について学びましょう。
助動詞 can の疑問文
疑問文とは、相手に尋ねたり依頼したりするときに使う文のことです。
助動詞canの疑問文は、主語に対して「~できますか」と尋ねたい(確認したい)時に使います。
基本の語順とルール

助動詞canの疑問文の場合、主語と助動詞canの語順が入れ替わります。
助動詞canが主語の前に出てきます。
最後に?(クエスチョン)の符号を忘れずにつけましょう。
答えるときはYesまたはNoで答えますが、後ろに続く主語と助動詞canも忘れずに!
- Can you play the guitar? (あなたはギターを弾くことはできますか?)
― Yes, I can. (はい、できます。)
― No, I cannot. [No, I can’t.] (いいえ、できません。) - Can they practice kendo here? (彼らはここで剣道を練習できますか?)
― Yes, they can. (はい、できます。)
― No, they cannot. [No, they can’t.] (いいえ、できません。) - Can Alice speak Japanese well? (アリスは上手に日本語を話すことはできますか?)
― Yes, she can. (はい、できます。)
― No, she cannot. [No, she can’t.] (いいえ、できません。)
次は疑問詞を含む助動詞 can について学びましょう。
疑問詞を含む 助動詞 can
疑問詞を含む場合も、基本の語順やルールは変わりません。
基本の語順とルール

When can you show me your homework? (いつ宿題を見せてくれるのですか?)
― I can show you it tomorrow. (明日です。)
Where can I buy that ticket? (そのチケットはどこで買えますか?)
― You can buy it at a convenience store. (コンビニで買えます。)
What sport can you play? (あなたは何のスポーツができますか?)
― I can play basketball. (バスケットボールができます。)
Who can cook sushi well? (誰が上手にお寿司を握れるのでしょうか?)
― Hiroki can. (ヒロキです。)
Which animal can run fast, cheetahs or lions? (チーターとライオン、どちらの方が速く走れますか?)
― Maybe cheetahs can. (たぶんチーターです。)
How long can you keep studying? (どれくらい勉強し続けることができますか??)
― I can keep studying for three hours. (3時間は勉強し続けられます。)
まとめ

今回の重要ポイントを振り返りましょう。
【練習問題】パターンプラクティスにチャレンジ!
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