【中2英語】助動詞willの使い方を徹底解説!(例文・無料プリント有)

中学英語の文法シリーズ「助動詞will」 中2英語
ひらりん
ひらりん

中学英語ではいくつか助動詞を習いますが、その中の一つである「will」。

未来形の時に使うものだ!と覚えている人・習う人が多いと思います。

といぷー
といぷー

え!?そうじゃないの?
未来の表現 be going to の仲間だと思っていたよ。

ひらりん
ひらりん

実は助動詞willには、同じく未来を表す表現 be going to とは違った意味があるんです
今回はそういった表現を一緒に学習していきましょう。

パターンプラクティスができる無料プリント(練習問題)が掲載されています。
ぜひ取り組んでみてくださいね!

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  • 助動詞will【初 級】 (選択問題・穴埋め問題)[問題] [解答]
  • 助動詞will【中 級】 (並び替え問題・英作文問題)[問題] [解答]
  • 助動詞will【まとめ】 (読解問題・英作文問題)[問題] [解答]

助動詞willを使うと、「(これから)~しよう」とその場で決めた予定強い確信を持った予測など、未来のことについて説明することができます。

肯定文とは、いわゆる普通の文のことです。書いてある意味の通りの文のことを指します。
助動詞will肯定文では、大きく分けて以下2つの意味の文を表現することができます。

助動詞will肯定文
  • (その時に)その場で決めた予定や意志「~します」
  • 強い確信をもった予測「~だろう」

基本の語順とルール

どのような主語でも、助動詞willの後ろにくるのは動詞の原形です。

それでは2つの意味に分けて例文を見てみましょう。

(例)(その時に)その場で決めた予定や意志「~します」
  1. will go shopping the day after tomorrow. (私は明後日、買い物に行きます。)
  2. They will visit their grandmother next month. (彼らは来月、祖母を訪ねます。)
  3. She will start studying soon. (彼女はすぐに勉強し始めます。)
  4. Yuto and I will practice tennis after school. (ゆうとと私は放課後、テニスの練習をします。)

例えば①の場合、次のような会話の流れの中で使われます。

あいこ
あいこ
ゆうと
ゆうと
といぷー
といぷー

be going to の方は、もともと決まっている予定について説明しているね。
修学旅行は前もって決まっているものだし!

ひらりん
ひらりん

そのとおり!
一方、助動詞willは、「(修学旅行…そうだ、新しいパジャマを買っておかないと!買い物に行かなきゃ!)→今日の放課後、買い物に行くよ。」というように、その場で決めた予定について説明しています。

(例)強い確信をもった予測「~だろう」
  1. Aiko will be a nice vet in the future. (あいこは将来、すてきな獣医になるでしょう。)
  2. You will be fifteen years old tomorrow. (君は明日で15歳になるんだね。)

このように、今現在の状況から考えて「(絶対)そうなる!」と判断できることも、be going toで表すことができます

ひらりん
ひらりん

1. の場合、たとえば「あいこは動物が好きでたくさん勉強もしているから、きっと良い獣医になれるだろうね」というように、現在の状況から予測して話していると考えられます。

といぷー
といぷー

2. の場合だと、相手の誕生日が明日だと知っていて絶対に1歳年を取るという強い確信があるから助動詞willを使っているんだね。

次は否定文について学びましょう。

否定文とは、肯定文とは逆の意味、つまり内容を否定する文のことを指します。
助動詞will否定文では、大きく分けて以下2つの意味の文を表現することができます。

助動詞will否定文
  • はっきりとした予測「~しないだろう」
  • 主語の強い意志「~しようとしない」

基本の語順とルール

否定文を作るときは、助動詞willの後ろにnotを入れます。

それでは2つの意味に分けて例文を見てみましょう。

(例)はっきりとした予測「~しないだろう」

  1. He will not tell anyone about your secret. (彼はあなたの秘密を誰にも言わないでしょう。)
  2. They will not change their mind. (彼らは気持ちを変えないだろうね。)

「~しないだろう」と言いつつ、実際は確信や自信がある時に使います

ひらりん
ひらりん

1. の場合、たとえば話し手が「彼は普段から口が固くて信用できる人だ」と思っているからこそ、はっきりと予測して「あなたの秘密は誰にも言わないよ」と話していると考えられます。

といぷー
といぷー

2. の場合だと、「彼らは頑固だからちょっとやそっとじゃ意見を変えないだろうな」ということが分かっているため、「気持ちを変えないだろうね」と予測しているっていうことだね。

(例)主語の強い意志「~しようとしない」

  1. I will not walk my dog. (私は犬の散歩に行かないよ。)
  2. Yuto will not clean his room. (ゆうとは部屋の掃除をしない。)
ひらりん
ひらりん

たとえば1. の場合、どんなに母親に「犬の散歩に行ってきて!」と頼まれても、「絶対に行くもんか」という意志を示しています

次は疑問文について学びましょう。

疑問文とは、相手に尋ねたり依頼したりするときに使う文のことです。
助動詞will疑問文では、大きく分けて以下2つの意味の文を表現することができます。

助動詞will疑問文
  • 主語の(強い)意志を問う「~するつもりですか?」
  • 依頼・勧誘の時に使う「~してくれませんか?」

基本の語順とルール

助動詞willの疑問文の場合、主語と助動詞willの語順が入れ替わります。

助動詞will主語の前に出てきます。
最後に?(クエスチョン)の符号を忘れずにつけましょう。

答える時YesまたはNoで答えますが、後ろに続く主語と助動詞willも忘れずに!

(例)主語の(強い)意志を問う「~するつもりですか?」
  1. Will you visit Kyoto? (あなたは京都を訪れるつもりですか?)
    Yes, I will. (はい、そのつもりです。)
    No, I will not. (いいえ、そのつもりはありません。)
  2. Will Aiko say “I love you” to him tomorrow? (あいこは明日、彼に「愛している」と言うでしょうか?)
    Yes, she will. (はい、そのつもりでしょう。)
    No, she will not.  (いいえ、そのつもりはないでしょう。)

どちらの例文も、未来(これから)の話に関して主語の意志を尋ねる場合に使っています

(例)依頼・勧誘の時に使う「~してくれませんか?」
  1. Will you open the window? (窓を開けてくれませんか?)
  2. Will you try this T-shirt on? (このTシャツを試着してみませんか?)
ひらりん
ひらりん

1. は相手への依頼の疑問文です。

ていねいに言いたい時は、Will you please open the window?

もしくは Will you open the window, please? と、pleaseを付け加えます。

といぷー
といぷー

2. のように、相手を勧誘する時にも助動詞willを使うことができるんだね!

ひらりん
ひらりん

なお、依頼・勧誘をよりていねいに伝えたい時には、助動詞wouldを使います。

次は疑問詞を含む助動詞willの疑問文について学びましょう。

疑問詞を含む場合も、基本の語順やルールは変わりません。

基本の語順とルール

(例)疑問詞を含む助動詞willの疑問文

When will you leave for Italy? (いつイタリアへ出発するのですか?)
I will leave tomorrow. (明日です。)

Where will they hold the next concert? (次のコンサートはどこで開催されるのでしょうか?)
They will hold it at Gold Hall. (ゴールドホールです。)

What will Yuto buy here? (ゆうとはここで何を買うのでしょうか?)
He will buy some chocolate. (チョコレートです。)

Who will sing on the stage tonight? (誰が今夜のステージで歌うのでしょうか?)
I will. (私です。)

Which subject will you start studying first, math or Japanese? (数学と国語、どちらの教科を最初に勉強し始めますか?)
I will start studying Japanese first. (国語からです。)

How long will you wait for James? (ジェームズをどれくらい待つつもりですか?)
I will wait for him at least for one hour. (私は少なくとも1時間は彼を待つつもりです。)

どの例文でも、主語の意志を尋ねていることが分かりますね。

肯定文の場合、基本的に助動詞willの文は「主語→助動詞will→動詞の原形→後ろの語句」で作られますが、主語と助動詞willをくっつけて短くしてしまうこともできます

(例)肯定文の短縮形

I’ll go shopping the day after tomorrow. (私は明後日、買い物に行きます。)
They’ll visit their grandmother next month. (彼らは来月、祖母を訪ねます。)
She’ll start studying soon. (彼女はすぐに勉強し始めます。)

否定文ではwillとnotをくっつけてwon’tという短縮形を用いることができます。

(例)否定文の短縮形

He won’t tell anyone about your secret. (彼はあなたの秘密を誰にも言わないでしょう。)
I won’t walk my dog. (私は犬の散歩に行かないよ。)
No, I won’t. (いいえ、そのつもりはありません。)

ひらりん
ひらりん

今回の重要ポイントを振り返りましょう。

POINT
  • 助動詞willを使うと、「(これから)~しよう」とその場で決めた予定や未来のことについて説明することができます。
  • 肯定文では、その場で決めた予定や意志「~します」や、強い確信をもった予測「~だろう」を表せます。
  • 否定文では、はっきりとした予測「~しないだろう」や、主語の強い意志「~しようとしない」という意味の文を表現できます。
  • 疑問文「~するつもりですか?」と主語の(強い)意志を尋ねたり「~してくれませんか?」と依頼・勧誘したりする時に使えます。

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