| 対象学年 | :中3 |
| 教科書 | :NEW HORIZON(Unit 5) SUNSHINE(Program 5,6) NEW CROWN(Lesson 4,5) |
| 検定 | :英検級目安(2級) CEFRレベル(B2) |
上記の内容は、教科書や検定レベルの対応を「といぷーEnglish」独自に整理したものです。
できるだけ正確にまとめていますが、年度や改訂によって異なる場合もあります。
ご参考までにご覧いただき、詳しくは各教科書や公式情報などでご確認ください。

関係代名詞 who について学びましょう。

今回は全3回シリーズの2回目だよ!
関係代名詞ってなに?
関係代名詞は 代名詞+接続の働き をもつ語です。
もともと2文で表していた内容を、1文にまとめることができます。
I have a friend who speaks Spanish well. (私には、スペイン語を上手に話す友達がいます。)


この例文を2つに分けてみましょう。
- I have a friend. (私には友達がいます。)
- She speaks Spanish well. (彼女は上手にスペイン語を話します。)

2 のSheは、1 のfriendのことだよね?

そうですね。
She の代わりに who を使うことで、2文をつなげられますね。
英語では「メインの部分」を先に言う

日本語だと「くわしい情報→メイン」の順で言うことが多いですが、英語では逆です。
- 日本語:私を助けてくれた 男性は、私の隣人です。
- 英 語:The man that helped me is my neighbor.

赤色 がメインの部分(伝えたいこと)、
青色 がくわしい情報(説明部分)だね。

まず大事なことを言って、あとでくわしい説明を加えるのが英語の順番です。
主格ってなに?目的格ってなに?
主格(しゅかく)
文の「主語(〜が)」の役割をするもの のことです。

関係代名詞のあとに続く文の中で、
“だれが/なにが” が抜けているとき → 主格 を使います。
(例)The boy [who runs fast] is Ken.
[速く走る] その男の子はケンです。

- メインの文:The boy is Ken. (その男の子はケンです。)
- 追加の情報:He runs fast. (彼は速く走ります。)

あっ!「He runs fast.」の He = The boy なんだね。

その通り!
だから、この主語 He を関係代名詞 who に変えて、2つの文をつなげるんです。


なるほど〜!
つまり 主格=“主語の代わり” をする関係代名詞 ってことだね!
目的格(もくてきかく)
文の中で「目的語(〜を)」の役割をするもののことです。

関係代名詞のあとに続く文の中で、“〜を/〜に” が抜けているとき → 目的格 を使います。
(例)The book [that I bought yesterday] is interesting.
[私が昨日買った] その本はおもしろいです。

- メインの文:The book is interesting. (その本はおもしろいです。)
- 追加の情報:I bought the book yesterday. (私は昨日、その本を買いました。)

“I bought the book yesterday.” の “the book” が先行詞の the book だね。

その通り!
だから、この目的語 that book を関係代名詞 that に変えて、2つの文をつなげるんです。


目的格=“目的語(〜を)の代わり” をする関係代名詞 ってことだね!

that は目的語の位置から関係代名詞節の頭に移動させましょう。
who の使い方(人用)

関係代名詞 who は、人を先行詞とする場合に使えます。
主語としても目的語としても使える便利な語です。

- 主格(主語)の場合:who のあとに続く文の主語が抜けているときに使います。
- 目的格(目的語)の場合:who のあとに続く文の目的語が抜けているときに使います。
→ この場合、who は省略できることがあります。

それではパターン別に例文を見ていきましょう。
先行詞には下線、関係代名詞は 赤枠 、関係代名詞節は[ ]を記しています。
(1) 人が先行詞 × 主格
The man [who helped me] is my neighbor.
[私を助けてくれた] その男性は、私の隣人です。
- メインの文:The man is my neighbor. (その男性は私の隣人です。)
- 詳しい情報:He helped me. (彼は私を助けてくれました。)
※ He = The man → whoで接続

主語を説明しているので who は省略できません。
(2) 人が先行詞 × 目的格
The woman [who I met yesterday] is kind.
[昨日私が会った] その女性は親切です。
- メインの文:The woman is kind. (その女性は親切です。)
- 詳しい情報:I met her yesterday. (私は昨日、彼女に会いました。)
※ her = The woman → whoで接続

目的語を説明する場合、who は省略できるよ!
The woman [I met yesterday] is kind.
[昨日私が会った] その女性は親切です。

目的格の場合でも、現代英語では whom を使うより who を使うのが一般的です。
練習ポイント
- 先行詞を見つけて、メインの部分とくわしい情報に分けて考える
- 人・主格・目的格を意識する
- who は 人に使う関係代名詞 で、主語でも目的語でも使える
→ 目的格のときは省略できる場合があります
コラム:whom について

whom は本来「目的語」の関係代名詞です。
【文法的には正しい】
The woman [whom I met yesterday] is kind.
[昨日私が会った] その女性は親切です。

ただし、現代の会話や中学生の学習では 目的語でも who を使うのが自然なんだって。

プリントや授業では who で統一してOKです。
まとめ

今回の重要ポイントを振り返りましょう。
- 関係代名詞を使うと、2つの文を1文にまとめられます。
- 英語では「メインの部分→追加の情報」の順で文を作ります。
- who は人用で主格・目的格どちらもOKです。whom はフォーマルな文でのみ使用するとよいでしょう。
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