【基礎からわかる】中2英語|受け身(受動態)の形・意味・使い方&練習プリントまとめ

受動態MV 中2英語

中2で習う「受け身(受動態)」は、テストでもよく出る大切な文法のひとつです。
この記事では、「be動詞+過去分詞」の形や使い方を、例文と無料プリントでわかりやすく解説!
受け身の作り方に迷わないよう、ポイントをしっかり押さえましょう。

といぷー
といぷー

まずは基礎問題で腕だめし! Let’s start!

受け身(受動態)【練習問題】

穴埋め問題10問で力だめし!

Let’s try!

1 / 10

1) This song(  )(  )by many people.

 

この歌は多くの人に愛されています。

2 / 10

2) The cake(  )(  )by the children.

 

そのケーキは子どもたちに食べられました。

3 / 10

3) Will the homework(  )checked tomorrow?

 

宿題は明日チェックされますか?

4 / 10

4) (  ) these books read by many people?

 

これらの本は多くの人に読まれていますか?

5 / 10

5) The tickets will not be (  ) online.

 

チケットはオンラインでは販売されないでしょう。

6 / 10

6) The dishes (  )(  ) by my brother.

 

その皿は私の兄によって洗われます。

7 / 10

7) This letter (  )(  )(  ) by Mr. Smith tomorrow.

 

この手紙はスミスさんによって明日書かれる予定です。

8 / 10

8) A new house (  ) (  ) in our town last year.

 

去年、私たちの町に新しい家が建てられました。

9 / 10

9) This room (  ) (  ) (  ) (  ) next week.

 

この部屋は来週使われない予定です。

10 / 10

10) The cookies (  ) (  ) (  ) by the children.

 

そのクッキーは子どもたちによって食べられませんでした。

あなたのスコアは

平均スコアは 95%

0%

 

受け身(受動態)って何?

受け身(受動態)とは、動作をする側ではなく、受ける側を主語にする表現です。
「~される」「~された」のような文を作ることができます。

ひらりん
ひらりん

ふつうの文(=能動態)は、だれが何をするかを言います。
しかし、受け身では「〜をされた」方を主語にします

能動態vs受動態
(例)ふつうの文(能動態)と受け身の文(受動態)
  1. Aiko writes the letter. (アイコは手紙を書きます。)
  2. The letter is written by Aiko. (手紙がアイコによって書かれています。)
といぷー
といぷー

1. は「だれ(=アイコ)が何をする(=手紙を書く)」っていうふつうの文。
2. は「何(=手紙)が何をされる(=書かれる)」という受け身の文だね!

基本の形:be動詞 + 過去分詞

基本の語順とルール

主語 + be動詞 + 過去分詞(+ by 〜)で表します。
時制は、be動詞を変化させることで、現在・過去・未来それぞれの話をすることができます。

受動態の語順

肯定文

肯定文とは、いわゆる普通の文のことです。書いてある意味の通りの文のことを指します。
受け身肯定文では、「(○○によって)~される」「~された」という文を作ることができます。

(例)肯定文
  1. English is spoken in many countries. (英語は多くの国で話されています。)
  2. The cake was made by my mother. (そのケーキは私の母によって作られました。)
  3. A new store will be opened next week. (新しい店が来週オープンされる予定です。)
といぷー
といぷー

1.は現在形、2.は過去形、3.は未来形だね。

ひらりん
ひらりん

ポイントは赤字の部分。
be動詞の時制を変えることで、文全体の時制が変わります。
動詞の過去分詞形も、しっかり覚えて使いたいですね!

否定文

否定文とは、肯定文とは逆の意味、つまり内容を否定する文のことを指します。
受け身否定文では、「(○○によって)~されない」「~されなかった」という文を作ることができます。

(例)否定文
  1. This movie is not shown in this theater. (この映画はこの劇場では上映されていません。)
  2. The email was not sent by Yuto yesterday. (そのメールは昨日、ゆうとによって送られませんでした。)
  3. The tickets will not be sold online. (チケットはオンラインでは販売されないでしょう。)

疑問文

疑問文とは、相手に尋ねるときに使う文のことです。
受け身疑問文では、「(○○によって)~されますか」「~されましたか」という文を作ることができます。

(例)疑問文
  1. Are these books read by many people? (これらの本は多くの人に読まれていますか?)
    ーYes, they are. / No, they are not.
  2. Was the bike repaired by your father yesterday? (その自転車は昨日、あなたのお父さんに修理されましたか?)
    ーYes, it was. / No, it was not.
  3. Will the presents be given by your friends at the party? (プレゼントは友達によってパーティーで渡されますか?)
    ーYes, they will. / No, they will not.
ひらりん
ひらりん

1.の現在形と2.の過去形は、be動詞を主語の前に出します。

といぷー
といぷー

3.の未来形は、助動詞willを主語の前に出すんだね。
be動詞の原形は主語の後ろに残しておこう。

【応用】助動詞を使った受け身の文

ひらりん
ひらりん

すでに未来形willが出てきていますが、他の助動詞を使って受け身の文を作ることもできるんですよ。

基本の語順とルール

主語 + 助動詞 + be動詞 + 過去分詞(+ by 〜)で表します。
助動詞の後の動詞は原形を置く、というルールがあるので、be動詞は原形のbeになります。

(例)助動詞can

The room can be cleaned. (その部屋は掃除されることができる。)

よく使う助動詞と例文

will(~されるだろう)

The homework will be finished soon. (その宿題はすぐに終わられるでしょう。)

can(~されることができる)

This book can be read by anyone. (この本はだれにでも読まれることができます。)

must(~されなければならない)

The rules must be followed. (ルールは守られなければなりません。)

should(~されるべき)

The answer should be written clearly. (答えははっきりと書かれるべきです。)

may(~されるかもしれない)

The plan may be changed. (その計画は変えられるかもしれません。)

have to(~されなければならない)

The room has to be cleaned every day. (その部屋は毎日そうじされなければなりません。)
※主語が三単現なら「has to」、それ以外は「have to」に注意!

have been(今までに~されてきた)

Many songs have been sung at that concert. (そのコンサートでたくさんの歌が歌われてきました。)
※完了形(中3で学習)

「by〜」って必ず必要?

Q
受け身の文の最後の方についている「by ~」って、絶対につけなきゃいけないの?
A

いつも必要なわけではありません!

  • 「だれがしたか」が大事なときは by ~ をつけます。
  • 「だれがしたか」がわかっている・大事じゃないときは、つけなくてもOK です。
(例)【by ~ を使う場合】

The cake was made by my mother. (そのケーキはお母さんに作られました。)

ひらりん
ひらりん

だれが作ったかを伝えたいときは「by ~」を使います。

(例)【by ~ を使わない場合】

English is spoken in the U.K. (イギリスでは英語が話されています。)

といぷー
といぷー

だれが話しているかっていったら、そこに住んでいる国民。
でも、わざわざ説明する必要はないから「by ~」はいらないんだね。

よくある間違い4選

主語に合わせた be動詞のミス

be動詞は主語に合わせて変えましょう

(例)

× The songs is sung.
 The songs are sung.

[解説] songs複数だから are

一般動詞と過去分詞の区別

過去分詞はふつうの動詞(原形)と形が違うことがあります。
特に「不規則動詞」は要注意!

(例)

× The window was breaked.
 The window was broken.

[解説] (原形)break – (過去形)broke – (過去分詞形)broken

受動態なのに「過去形」で訳してしまう

「was」などがあると、ただの過去の文だと勘違いしてしまいがちです。
「された」という受け身の意味を忘れないで!

(例)

× The room was cleaned. → 部屋は掃除した
 The room was cleaned. → 部屋は掃除された

Yes / No で答えるときの主語の代名詞ミス

疑問文の中の「主語」が何かを見て、Yes / Noに続く代名詞に変えましょう。

(例)

Q: Was that desk made by him?

× Yes, he was.
 Yes, it was.

[解説] 主語は desk → もの → itだから。

まとめ

ひらりん
ひらりん

今回の重要ポイントを振り返りましょう。

POINT
  • 受け身(受動態)とは、動作をする側ではなく、受ける側を主語にする表現です。
    「~される」「~された」のような文を作ることができます。
  • 主語 + be動詞 + 過去分詞(+ by 〜)で表します。
  • 時制は、be動詞を変化させることで、現在・過去・未来それぞれの話をすることができます。
  • 「by ~」は、誰がしたかがわかっている・大事じゃない時は、つけなくてもOK です。

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受け身(受動態)【まとめ】解答
といぷー
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