アルファベットは書けても、ローマ字の書き方は意外とあいまい…。
小学校で習った訓令式とごっちゃになっている中学生も多いはず。
この記事では、ヘボン式ローマ字のルールをわかりやすく解説!
英語の名前表記やテスト対策にも役立ちます。

まずは基礎問題で腕だめし! Let’s start!
ヘボン式ローマ字とは?

小学校でもローマ字って習ったよね?
中学校でももう1回勉強するの?

小学校で習ったローマ字は訓令式といいます。
中学校で覚えるのは、ヘボン式のローマ字です。

それって何が違うの…!?
(せっかくがんばって覚えたのに…)

では、その違いや気をつける点を一緒に確認していきましょう。
訓令式との違い
小学校で習う訓令式よりも、ヘボン式ローマ字の方が、より英語の音に近い読み方であると言われています。
訓令式の「ち」→ ti
ヘボン式の「ち」→ chi
英語の音として読もうとすると、訓令式の「ち」はti [ティ] となります。
それに対して、ヘボン式の「ち」は、日本語の音に近い chi [チ] と読むことができます。

パスポートやクレジットカードに表記する時もヘボン式を使います。

世界中の人により正しく名前を読んでもらいたい時は、ヘボン式の方がいいんだね!
ヘボン式ローマ字の一覧表

訓令式と表記が異なるものは、黄色で塗ってあります。
注意して覚えましょう。

※画像クリックでPDFダウンロードできます。
ヘボン式ローマ字の4つのルール
はねる音「ン」
nで表しますが、b, p, mの前ではmで表します。
- 珊瑚(さんご)… sango
- 半分(はんぶん)… hambun
- 先輩(せんぱい)… sempai
- 金目鯛(きんめだい)… kimmedai
つまる音「ッ」
子音を重ねて表しますが、chの前ではtchとなります。
- 一本(いっぽん)… ippon
- 抜歯(ばっし)… basshi
- 察知(さっち)… satchi
のばす音
母音の上に^または-をつけて表しますが、普通は省略します。
- 正面(しょうめん→しょーめん)… shomen
- 魔法(まほう→まほー)… maho
- 翔太君(しょうたくん→しょーたくん)… Shota kun
人名・地名・国名など
最初の文字を大文字で表します。
- 高橋さん(たかはしさん)… Mr. Takahashi
- 京都(きょうと)… Kyoto
- 台湾(たいわん)… Taiwan
- 富士山(ふじさん)… Mt. Fuji

練習プリントを使ってしっかりルールを覚えておこう!
まとめ

まずは自分の名前をヘボン式ローマ字で書けるようになるといいですね。
駅名や地名などで使われているヘボン式ローマ字を意識して探すのも楽しいかもしれませんよ♪
無料プリント|ヘボン式ローマ字

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ご家庭や授業での復習に、ぜひご活用ください。
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