はじめに
夏休みは苦手克服&じっくり復習のチャンス!

普段の授業ではなかなか時間が取れない「基礎のやり直し」や「つまずきやすいポイントの見直し」は、夏休み中にやっておきたいよね!

前向きですばらしい!
この特集では、「今の学年に合った力をつける」だけでなく、「前の学年にさかのぼって基礎を固める」ためのおすすめ教材を、学年別にピックアップしてご紹介します。

得意な単元は伸ばして、苦手な単元はじっくり向き合って…。
夏休みの間に自信をつけよう!
先生方へ|夏休み課題としての活用におすすめです

夏休みは、生徒一人ひとりがじっくり自分のペースで学習できる、大切なチャンスです。
本特集で紹介している教材は、家庭学習用の復習プリントや単語課題として、そのまま宿題に使えるものばかり。中には 確認テストとして再利用できるものもあります。
単語プリントは、夏休みの宿題に出しておいて、休み明けに全く同じ形式で「確認テスト」として活用するのもおすすめです。
(※実際に、筆者ひらりんもこの方法で定着を図っていました)
「何から手をつければいいかわからない」という子も多いため、夏休み前の授業中に「まずはこれをやろう」と課題を明確に伝えることで、自宅学習の質がグッと上がります。
苦手な子こそ、「小さな成功体験」を
英語に苦手意識のある子にとっては、

代名詞の使い方がわかるようになった!

動詞をこんなにたくさん読める・書けるようになった!
といった小さな“できた”の積み重ねが、とても大切です。

夏休み明けのテストや確認課題では、結果だけに注目せず、その子なりの努力の跡をぜひ見つけて、言葉にしてほめてあげてください。
たとえば、本当に英語が苦手な子には、

まずはカタカナで書いてOK。
読めるようになればリスニング力にもつながるよ。
というように、取り組みやすい形で課題を出すことで、「やってみよう」という気持ちを引き出せます。

この夏、英語が「ちょっとわかるようになったかも」と思えるようになることが、2学期以降の大きな一歩になります。
先生方のご指導の中に、ぜひこの特集をお役立ていただければ幸いです。
中学1年生向け:英語の土台をつくる夏!

優先度を★で表しています。
★★★: 余裕があれば
★★★: やっておきたい
★★★: 最優先
教材・テーマ | 優先度 | コメント |
---|---|---|
be動詞(am / are / is) | ★★★ | 英語の基本の文づくりに必須。混乱しやすいので、ていねいに。 |
一般動詞(現在形) | ★★★ | 「be動詞とどう違うのか」も含めて、超重要です。 |
be動詞と一般動詞の使い分け | ★★★ | セットで練習すると理解が深まります。 |
【単語】中1の一般動詞100語 | ★★★ | 文を作るための「材料」。覚えるだけでも実力UP! |
名詞の単数形・複数形 | ★★★ | 三単現や冠詞の理解にもつながる土台! |
助動詞 can | ★★★ | 実用的で使いやすく、表現の幅が広がります。 |
指示語(this / that など)の使い分け | ★★★ | 会話でもよく使うので知っておきたいですね。 |
【単語】代名詞の一覧 | ★★★ | be動詞・一般動詞とセットで使えるようにしましょう。 |
【基礎】アルファベットの書き方 | ★★★ | 書き慣れていない子や自信がない子向けです。 |
【基礎】ヘボン式ローマ字 | ★★★ | 自分の名前、ヘボン式で書けますか? |
中学2年生向け:文法の理解を「深める」&広げる夏!

優先度を★で表しています。
★★★: 余裕があれば
★★★: やっておきたい
★★★: 最優先
教材・テーマ | 優先度 | コメント |
---|---|---|
【単語】過去分詞形 | ★★★ | 受け身・現在完了の準備として。 |
【単語】中2の一般動詞100語 | ★★★ | 文を作るための「材料」。覚えるだけでも実力UP! |
be going to / 助動詞 will | ★★★ | 未来表現の違いを押さえましょう。 |
have to / 助動詞 must | ★★★ | 書き換え問題で出やすいので理解必須。 |
【単語】形容詞・副詞の比較級・最上級 | ★★★ | 比較表現の土台になります。 |
疑問詞+to動詞の原形 | ★★★ | 応用的だけど、早めに慣れておくと安心です。 |
中1の復習 ● be動詞と一般動詞の使い分け ● 【単語】中1の一般動詞100語 | ★★★ | 苦手が残っている場合はここから! |
中学3年生向け:入試・実力テストに向けて「使える英語」へ!

優先度を★で表しています。
★★★: 余裕があれば
★★★: やっておきたい
★★★: 最優先
教材・テーマ | 優先度 | コメント |
---|---|---|
現在完了形:基本 ● 経験用法 ● 完了用法 ● 継続用法 | ★★★ | 基礎から丁寧に整理しないと混乱しがち。 |
現在完了進行形 | ★★★ | 難しく感じやすいが、差がつくポイント。 |
現在完了 vs 過去形の使い分け | ★★★ | 英作文・読解どちらでも頻出テーマ。 |
形式主語のit(for人) | ★★★ | 高校英語にもつながる重要文型。 |
【単語】過去分詞形 | ★★★ | 現在完了・受け身に不可欠。 |
【単語】中3の一般動詞100語 | ★★★ | 文を作るための「材料」。覚えるだけでも実力UP! |
比較シリーズ ● 形容詞+er than ● more 長い形容詞 than ● the 形容詞+est ● 【単語】形容詞・副詞の比較級・最上級 | ★★★ | 知識の抜けを埋めるチャンス! |
中1〜2の復習(be動詞と一般動詞の使い分けなど) | ★★★ | ミスが多ければ立ち戻って確認を。 |
番外編|受験を意識した「単語力アップ」
入試に向けて、語彙の“抜け”を今こそ補強しよう!
英語の入試では、文法だけでなく語彙の力(読む・書く・聞く・話す)が試されます。

とくに公立高校入試では、「よく使う単語を知っているか」「正確に読める・書けるか」が大きなカギになります。
夏のうちに「知ってるつもりの単語」を見直して、書ける単語・使える単語にしておきましょう。
Step 1|まずはこれだけ!入試に出る動詞をマスターしよう
各学年の段階で覚えておきたい一般動詞100語を厳選し、
意味と活用の一覧表
苦手を見える化できる書き込みプリント
覚えたつもりをなくすトレーニング教材
をすべて揃えました。
教材・テーマ | 優先度 |
---|---|
【中1】一般動詞100語 | ★★★ |
【中2】一般動詞100語 | ★★★ |
【中3】一般動詞100語 | ★★★ |
● 動詞は文の核。どんな形式でも「動詞を見抜ける力」が求められます。
● 覚えるだけでなく、三人称単数・過去形・過去分詞も関連づけて整理すると◎
● 夏休み後はそのまま確認テストにして定着を図るのもおすすめです!
Step 2|文法+単語の強化で、正しい表現力をつけよう

「書けそうで書けない」単語は、入試本番で差がつくポイントです。
● 名詞・代名詞はミスが出やすいので、夏のうちにパターンで整理しておきましょう。
● 過去分詞や比較級は英作文や文法整序問題でも頻出。
こんな使い方がおすすめ!
① 1日10語 × 10日間でチャレンジ!
「100語シリーズ」はその名の通り、ちょうど100語。
1日10語のペースで進めれば、約2週間で1周できます。

曜日ごと・週ごとに区切ったり、色ペンでチェックしたりして、自分に合った覚え方を試すのにぴったりの量です。
目標が見えることで、取り組むハードルも下がります。
② 朝学習・塾の宿題にも使いやすい、ちょうどよい分量と構成!
1枚のプリントにまとまっているので、時間が限られていてもサッと使えるのがポイント。
塾や家庭教師の宿題にも使いやすく、学校の「自学ノート」にもそのまま貼れる/書き写せる形式です。

「プリントを見ながら書いて、次は何も見ずに書く」など、反復学習にも向いています。
③ カタカナ・音読からのスタートもOK!「読める」が「聞ける」「書ける」につながる!
英語が苦手な子には、「最初はカタカナでもいいよ」と伝えるだけで心理的ハードルがぐっと下がります。

書くのが難しい単語も、まずは声に出して読んでみる、音をマネすることから始めれば、自然と定着していきます。
リスニング力アップにもつながるので、「読みながら覚える」習慣づけにも◎
このように、「100語シリーズ」や単語教材は、目的や学習スタイルに合わせてカスタマイズしやすいのが魅力です。
夏は「語彙力を味方にする」チャンス!

この夏に語彙の土台が固まれば、2学期以降の実力テストや入試演習でも「英文が読める・書ける・聞き取れる」実感につながります。
知っているつもり→自信をもって使える単語へ!

ぜひこのタイミングで語彙の総チェックを!
まとめ|この夏、“基礎の力”を確かな自信に変えよう!

夏休みは、これまでのつまずきをじっくり見直し、苦手な分野に向き合う絶好のチャンスです。
今回ご紹介した教材は、どれも「英語の土台」を固めるためにぴったりの内容ばかりです。

少しずつでも取り組むことで、英語への自信がきっと生まれるよ!

大切なのは「完璧をめざすこと」ではなく、1つでも「できた!」を積み重ねること。
この夏、自分なりの一歩をしっかり踏み出せるよう、ぜひ「といぷーEnglish」の教材を活用してくださいね!